[超簡単]Lightroomで深みのある彩度の上げ方 紅葉編
こんにちは、@_nobu2です。
紅葉の写真をLightroomで現像していると、彩度を上げたくなりますよね。しかし、ただ単に彩度を上げると、色が飽和した感じになったり、ギラギラしてしまい、色に深みがなくなったりしてしまいます。
そこで今回は、ひと手間加えるだけで誰でも簡単にできる、深みのある彩度の上げ方を紹介します。
今回の写真
- 彩度以外の現像項目は、一通り済ませてある状態です。
- [HSL/カラー]パネルの[彩度]アクア・ブルー・パープルは、赤系を目立たせるため、マイナス方向に振っています。
- [基本補正]パネルの[自然な彩度][彩度]は、ともに0です。
まずは彩度を上げる
紅葉を目立たせるため、赤・黄系をプラス方向に振ります。
すると、彩度は高くなりましたが、テカテカした感じになっていると思いませんか。おそらくですが、Lightroomの場合、彩度を上げるとある程度は「輝度を保持する=露出を保持する」内部設定になっているのだと思います。
(Photoshopの場合は、「輝度を保持する/しない」を選択できたりします)
輝度を落とす
そこで、ある程度保持されたと思われる輝度をマイナス方向に振って完成です。
(ブルー・パープルは、水の色を深くするためにマイナスしています)
上げた彩度と同じ量を、輝度で下げる必要はありません。
どうですか。これなら簡単にできると思います。
カラークロームエフェクト
富士フイルム X-T3の色再現技術「カラークロームエフェクト」が、今回私が紹介したことを赤のみに特化した考えに近いのではないでしょうか。まあ、私みたいに簡単なものではないでしょうが、方向性は間違っていないと思います。
作例
最後に、今回の彩度を上げて輝度を下げる方法で現像した京都の紅葉を作例として並べておきます。
それではまた。