［都市伝説的］Instagram用にシャープにする方法

こんにちは、@_nobu2です。Instagramにポストすると、なんだかネムい感じになりませんか。パソコン上の元データを見ると、本当はパキッとしているのになあ・・・。

それは普通にポストすると、Instagram上でリサイズ/シャープがされるのが原因です。

解決する方法は正しいフォーマットとサイズにすることです。

それでは説明していきますね。

縦横比を合わせる

LightroomもしくはPhotoshopで、縦横比をInstagram基準に合わせてトリミングします。

縦長写真　縦横比　1.35：1.08
真四角写真　縦横比　1：1
横長写真はトリミング不要です

Photoshopで開く

トリミング/編集済みのデータをPhotoshopで開きます。Lightroomからのショートカットは、Ctrl+Eです。

ここで、もしカラープロファイルがAdobe RGBやProPhoto RGBになっていたら、[編集]⇒[プロファイル変換]⇒[sRGB]に変換しましょう。2つとも印刷用でウエブ用ではないからです。

[背景]レイヤーを[元画像]という名前に変更し、[元画像]レイヤーをコピーして[レイヤー0]という名前に変更します。調整するのは[レイヤー0]で、[元画像]レイヤーは最後に色調を確認するための比較用になります。

レイヤーコピーのショートカットは、Ctrl+Jです。

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大きめにリサイズ

最終的なサイズの1.67倍にリサイズします。Instagramの場合、横幅の1080pixelが基準になるので、1080 × 1.67 ＝ 1804pixelにしましょう。

[再サンプル]は、[バイキュービック(滑らかなグラデーション)]です。

なぜ1.67倍なのかは、後ほど説明しますね。

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シャープをかける

[フィルター]⇒[シャープ]⇒[シャープ]をかけます。シャープもいろいろと種類がありますが、ただのシャープで大丈夫です。

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シャープをかけた[レイヤー0]をコピーします。

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再びシャープをかける

上でできた[レイヤー0のコピー]レイヤーに再度シャープをかけます。

名前は[シャープ ×2]に変更します。

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不透明度

[シャープ ×2]レイヤーの[不透明度]を70%にします。

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最終サイズにリサイズ

Instagramでは横幅1080pixelが基準になります。

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ちなみにInstagramのサイズ(解像度)は以下のようになっています。

縦長写真　1350 × 1080
真四角写真　1080 × 1080
横長写真　566～1080 × 1080
ストーリーズ　1920 × 1080 (参考)

輝度/コントラストの調整

出来上がったデータは輝度/コントラストが少し落ちているので、[元画像]レイヤーの目のアイコンをAlt+クリックして表示/非表示、[シャープ ×2]レイヤーと比較し、レベルや彩度を少し補正します。過度に補正する必要はありませんので、微調整の範囲にとどめましょう。

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書き出し

[ファイル]⇒[書き出し]⇒[Web用に保存(従来)]で書き出し、保存して完成です。

比較

Instagram用に最適化した写真と、元の解像度のままポストした写真を比較します。

どちらもInstagramにポストした画像をダウンロードしたものになります。

瓦屋根のハッキリ具合が全然ちがうのがわかると思います。

Instagram用に最適化した写真

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元の解像度のままポストした写真

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コラム

シャープは複数回に分けてかけた方がきれいになるのは、Photoshopの常識のようなものですが、一旦大きめにリサイズしてシャープをかける今回の方法。どうやら、Marc Adamusというネイチャーフォトグラファーが、10年ほど前にどこかのフォーラムに書き込んだのが始まりらしいです。「marc adamus sharpening routine」で検索すれば、そういう文言がいろいろと出てきます。

1.67倍という数値ですが、1.67と書いているサイトもあれば1.6と書いているサイトもあり、なぜこの数値なのかは見付けられませんでした。なんとなくdpiに関係しているのかなと思いますが、Marc Adamusが偶然見付けた数値のような気もします。

とにかく都市伝説のようにいまもInstagramで活きる、marc adamus sharpening。すごすぎますね!!

あと、Photoshopに関することは、まだまだ英語で検索する方がたくさん出てきますね。今回だと「web resize sharp photoshop」とかで検索すれば、数多くのチュートリアルがヒットしましたが、「インスタグラム　高画質　シャープ　フォトショップ」とか日本語で検索してもたいしたものはヒットしませんでしたね。

それではまた!!