[超簡単]花火大会の撮影、Lightroomの最新機能を使って現像してみよう
こんにちは、@_nobu2です。
先日、家族で花火大会に行ってきました。始めのうちは私が撮影していましたが、これは小学二年生の我が娘でも撮れるのでは!? と思い、途中から娘にバトンタッチ。我が娘、けっこう上手に撮れていました。
上の写真は娘が撮ったもので、後から何も補正・加工していない、もちろんノートリミングの撮って出しの写真です。
というわけで今回は、花火大会を超簡単に撮影する方法、および、Lightroomの最新機能「かすみの除去」を使った、いい感じになる現像方法を書いてみます。
撮影の準備
カメラ・レンズ
カメラはマニュアルモード(Mモード)がついたものが必要です。なぜかというと、シャッタースピードはバルブを使うからです。
レンズは標準ズームレンズ、もしくは、35mm換算35mm以下の広角寄りの単焦点レンズがいいですね。打ち上がる高さの予測がつかないので、なるべく余裕ある画角で撮りましょう。
三脚
特に風が強くない限り、そんなに大げさなものは必要ありません。標準的なもので大丈夫です。
ちなみに私が使っているのはこちらの前機種、ULTRA LUXi Lです。
Velbon 三脚 ウルトラロック ULTRA 455 5段 小型 3Way雲台付 DIN規格クイックシュー対応 アルミ製 412584
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レリーズ
「PIXEL TW-283」を強くオススメします。オーストラリア出身の風景写真家@reneeroamingさんのブログで知りましたが、とにかく使い勝手が抜群に良く、かつ、リーズナブルです。
何がそんなに素晴らしいかというと、こんな感じです。
- 無線式なので、方向性を選ばない。
- 最大80mのリモコン距離。
- ポケットに入れても使える。
- ケーブルを交換すれば、ほぼどのメーカーのカメラでも使い回しできる。
- 5,000円ほどと安い。
虫よけスプレー
撮影には直接関係ありませんが、夏場にストレスなく撮るために持っていきましょう。
子どもには少しでも無害に近いものを使いたいので、私はディート無配合の「資生堂 イハダ アウトドアスクリーン」を使っています。
資生堂薬品 イハダ アウトドアスクリーン 香りのバリアで虫を寄せ付けないスプレー ディート無配合 天然由来の成分配合 125ml 約830回分
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いざ、撮影
設定は以下のようにしてみてください。
- モードはマニュアルモード(Mモード)
- シャッタースピードはバルブ
- 絞りはF16もしくはその近辺
- ISOは200で最低感度
- ピントはマニュアルで、明るいうちに合わせておく
- RAWの場合、長秒ノイズ低減はOFFにして、後からLightroomで調整する
絞りとISOは、シャッタースピードを極端に遅くするために、あえて暗くします。
ピントは特にオートフォーカスレンズの場合、合わせた後に動いてしまわないようにテープで固定してもいいかもしれませんね。
長秒ノイズ低減がONの場合、次のシャッターまでの待ち時間が長くなってしまうので、OFFにします。
花火と夜景・夕景を絡めたい場合は、花火大会が始まる前に背景となる風景写真だけを撮っておきましょう。後でPhotoshopでレイヤーとして使えますからね。
下がその背景用に撮っておいた夕景写真になります。花火を目立たせるために少し暗めにしてあります。
後は、花火に合わせてシャッターを押し続けるだけです。
けっこう我慢してシャッターを押し続けるといい感じになります。
下で120秒です。
失敗例
ただし、長過ぎても爆発したようになってしまうので注意しましょう笑。
下で150秒です汗。
短過ぎてもしょぼくなります。
下で4.5秒です。
高い花火の場合
かなり高く打ち上がる花火もありますが、それに合わせてフレーミングすると他が小さくなってしまいます。ある程度は切れても、逆に広がりが表現できるので割り切りましょう。
現像
さあ、撮った後の現像です。
煙や他の光のせいでモヤモヤしている場合がありますよね。その時に、LightroomやPhotoshopの最新機能「かすみの除去」がめっちゃ使えるんです。
下は「かすみの除去」使用前です。特に左の花火がモヤモヤしてますよね。
そこで、「かすみの除去」を80ほど適用させると、下のように簡単に消せるんですね。
後は、ノイズ軽減を調整して、Photoshopに移り、いい感じの花火を厳選し合成して完成です。
ちなみに、Photoshopのレイヤー効果は「比較(明)」にしましょう。明るい部分だけを選んで合成してくれます。
完成
下で3枚の写真を合成しています。
(背景となる夕景、メインとなる大きな花火、その他の花火の計3枚)
いかがでしたか。
設定は一度覚えたら意外と簡単ですので、家族で行かれている場合は、自分の撮影ばかりに没頭せず、途中から子どもや彼女・奥様にも代わってあげましょうね。
シャッター時間よって色々な花火が撮れるので、ゲーム感覚で誰でも楽しめると思いますよ。
我が娘も、「すっごいきれー!! おもしろーい!! いつやめたらいいかわかんない!!」と、とっても堪能していましたから笑。
それでは、素敵な花火大会を撮りに行きましょう!!