Nobuyoshi Moriyama

photographer

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[ストロボ]ゆらゆらと風になびく風鈴の撮り方

こんにちは、@_nobu2です。

毎日暑い日が続きますが、各地で風鈴まつりなるものが開催されていますよね。

そこでいざ、風になびく風鈴を撮ろうとしてシャッタースピードを遅くすると、あるあるなのがこれではないでしょうか。

・まるで暴風でも吹いているかのような、激しい揺れになってしまう。

・極端な露出オーバーになるため、シャッタースピードを遅くできない。

・逆にシャッタースピードを速くして、風鈴が止まってしまう。

 

というわけで今回は、ストロボを使うことでできる、いい感じでゆらゆらと風になびく風鈴の撮り方を書いてみたいと思います。

(Google Chromeで検索した限り、こういう撮り方はでてこないので、おそらくニッチな撮り方だと思いますが・・・。)

 

NDフィルターを準備

シャッタースピードを遅くする、かつ、ストロボを使うために、光量を落とす必要があります。そこで、NDフィルターを取り付けて、わざと暗くさせましょう。

NDの値は、絞り4段分減光するND16タイプを、ピントの合わせやすさとシャッタースピードの両面からオススメします。

 

撮影場所

全体的に光が当たっているところで撮ると、ストロボの光が当たると白飛びしてしまいます。

そこで、逆光、もしくはストロボの光が当たる風鈴は日陰に入っている場所を選びましょう。

 

露出の選び方

柔らかい感じを出すために、絞りはF4.0ぐらい。(もし風景全体を撮るために、F16ぐらいまで絞る場合は、前述のNDフィルターはいらないかもしれません。)

風鈴の動きを出すために、シャッタースピードは1/15ぐらい。

ストロボはまだ発光させず、あとはISOで、ストロボの光が届かない部分の明るさを合わせます。明るい日中の場合でしたら、ISO200か400ぐらいになると思います。

この露出設定でストロボは発光させずに試し撮りして、ストロボの光が届く箇所の風鈴が暗いと感じるぐらいになっていたらオッケーです。

 

ストロボを発光させる

ストロボをマニュアルモードでパワー調整して、被写体となる風鈴がいい感じになる明るさに調整しましょう。おそらく、真ん中ぐらいのパワーでいけるのではないでしょうか。

 

できたのがこちら

正寿院

鞍馬駅

どうでしょうか。コツさえつかめば量産できる撮り方なので、風鈴を撮りに行くぞって日は、NDフィルターとストロボを持って、ぜひ試してみてくださいね。