Instagramで見かける低彩度ハイコントラストなストリートフォトに補正しよう
こんにちは、@_nobu2です。彩度が低く、コントラストが強く、力強いストリートフォト。Instagramでよく見かけますよね。
例えば@streetdreamsmagとか、@inspirationcultmagとか、@estheticlabelなどなど。とってもかっこいいですよね。
VSCOというLihtroomのプリセットを使えばいいけど、それは自分のエディットではないしお金もかかる。Photoshopの解説本にも載っているけど、今風じゃないしなんだか違う。
Lightroomでもっと簡単にやりたいんだけど、解説しているサイトもないし本も出てない!!
そういう感じで以前の私のように悩んでいる人のために、Lightroomでの方法を説明していきます。
今回の写真はこちら
慌ただしくなる前の華やかなりし祇園です。
ちなみに祇園のお茶屋って厨房のようなものはないので、仕出し屋から料理を取るようになってます。まあすごい世界ですわ。行ったことありませんけど。
コントラスト
[コントラスト]を100ポイントにします。
使用しているカメラやレンズによって異なりますが、今回の組み合わせだと柔らかいため、強めの100でガツンといきます。
【補足】写真によってはコントラストが強すぎるせいで、いじった感がひどい場合もあります。そのときは、50ポイントか40ポイントぐらいに調整するといい感じになります。
ハイライト・シャドウ
[ハイライト]を-60ポイント、[シャドウ]を60ポイントにして、フラットにします。
白レベル・黒レベル
[白レベル]を9ポイント、[黒レベル]を-34ポイントにして、引き締まった感じにします。
[白レベル]は[Alt]キーを押しながらスライドさせることで、どこが白飛びしているのかを明確化できます。白飛びする直前まで調整します。
[黒レベル]ですが、気にすると今回の趣旨に合わないので黒つぶれは気にしません。暗い箇所が少ない写真はもっと低くしてもいいぐらいです。
HSLの彩度
[アクア]、[ブルー]、[パープル]を全て-70ポイントにします。昼間の青さがクセモノというか、デジタル感が出てしまうので弱めるんですね。
なんだか近付いてきましたよね!!
トーンカーブ
今回はこれだけが言いたかったぐらい一番重要です!!
下のカーブみたいに4点ほど決めて、シャドウを締めて、紗がかかった感じにします。
重要なのは、左下のシャドウのポイントです。右に寄せるとシャドウが締まり、上に寄せると紗がかかります。あーかっこいい!!
微調整
トーンカーブに合わせて、[シャドウ]を91ポイント、[黒レベル]を-4ポイントに微調整します。
切り抜き
始めにやっときなさいって感じですけど、見せたいものをより見せるようにします。
明暗別色補正
ハイライト[色相]:30ポイント、[彩度]:10ポイント
シャドウ[色相]:200ポイント、[彩度]:10ポイント
ハイライトとシャドウで少しカラーを分けてそれらしくします。
補正ブラシ
主題は酒屋さんのバイクなので、他に目を惹いてしまう物は補正ブラシを使って彩度を落としたり露光量を調整して目立たなくします。
今回だと、中央右のピンク色のナンバープレート、中央上の赤いかばんがそうです。
視線を中央にさせる
段階フィルターを使って、左の黄色い建物を暗く、補正ブラシを使って、左の町屋を少し明るくします。見る人の視線を見せたいものに誘導します。
それにInstagramは、スマホの画面の小ささ、プロフィールの真四角のグリッド表示などから、見せたいものが中央にあるものが圧倒的に好まれますね。Instagramばかり見てると、Henri Cartier-Bressonみたいな、一枚にいくつもの構図が折り重なる、かっこいい写真を見たくなりますわ。
完成
比較のために補正前をもう一度
シャープとノイズ軽減は少しの方が雰囲気出ます。今回はシャープ[適用量]を40ポイントにして完成です。
どうでしょうか。かっこいいストリートフォトグラフィがエディットできたんじゃないでしょうか。
完成の暁には「森山エディット」なんて名前を付けて、ユーザープリセットに保存してください笑。